自然のため、みんなのため、そして地球のために!




home > SCJ について > ソーラークッカーの課題
ソーラークッカーの課題

2.ソーラークッカーの課題

 

(ソーラークッカーの課題)

 

ところが、残念ながらソーラークッカーが森林伐採が深刻な地域で既に十分普及しているかというと、そうではありません。一番の課題は価格と性能のジレンマです。例えば、集光能力の一番高いパラボラ式は、晴天下にちょっとした鍋のお湯であれば10分弱で沸かすことが可能です。そのパワーの強さは、正直実際に見てみると驚くものがあります。しかし、問題はそれに対応する価格で、性能のよいパラボラ式のクッカーは太陽光の反射能力の高い質のよい金属を使うため、一台のソーラークッカーが数万円してしまうのが現状です。せめて数千円台まで価格を落とすことができれば普及のペースはだいぶ違うのでしょうが、残念ながらそこまでの段階には至っていません。

 

(パネル式ソーラークッカー)

 

一方、価格を下げることを徹底した「パネル式」という簡易型のソーラークッカーも既に販売・製造されています。パネル式ができた背景には1994年にルワンダで起きた大規模なジェノサイドが背景にあり、そこで発生した百万単位の難民が、難民キャンプ周辺の木々を燃料として大量に伐採してしまう状況を少しでも抑えるため、安価なソーラークッカーが開発された事情があります。しかし残念ながら、簡易であるために性能がまだ十分高くなく、難民キャンプのような緊急時以外の用途としては、十分な拡がりをみせてはいない状況です。

 

 

                                SCJの活動へ